川島明『ラヴィット!』不適切ロケをスルー…謝罪を率先の『スッキリ』加藤浩次との“対応力の差”

《TBSの最悪な対応でした》
《MCがダンマリってどうなの?》

5月2日に『ラヴィット!』(TBS系)が放送した韓国ロケVTRで、相席スタートの山添寛(37)が屋台で売られている唐揚げを使用済みの爪楊枝で直接刺した問題。放送直後からSNSでは批判の声が相次ぎ、ネットニュースで取り上げられるなど物議を醸す事態となった。

だが一方で、番組が謝罪したのは事件発生から3日経った5日の放送回。エンディングで同局の田村真子アナウンサー(27)が1人で登場し、こう陳謝したのだった。

「番組として不適切であったと深く反省し、お店に直接謝罪させて頂きました。関係者の方々にご迷惑をおかけしたこと、ならびに視聴者の皆様に不快な思いをさせてしまったことをお詫びします」

しかし、張本人の山添やメインMCの川島明(44)が謝罪することはなく、アシスタントの田村アナを矢面に立たせた形に。そのため騒動は鎮火するどころか、ネット上では冒頭のように再び批判の声が上がっている。

朝の帯番組では、3月末で放送が終了した『スッキリ』(日本テレビ系)でも出演者の不適切行為が炎上していたがーー。

「3月24日の生放送で、『那須どうぶつ王国』からペンギンの餌やり体験を中継リポートしていた春日俊彰さん(44)が、MCの加藤浩次さん(54)に煽られてわざと池に転落。施設側は同日中に“事前打ち合わせにはなかった”と日テレに抗議し、ネット上でも批判の声が殺到しました」(テレビ局関係者)

■『スッキリ』はメインMCの加藤浩次が“スピード謝罪”を体現

放送日が金曜だったこともあり、『スッキリ』が騒動を謝罪したのは3月27日の月曜日。この時矢面に立ったのはメインMCの加藤だった。

「番組冒頭で森圭介アナウンサー(44)が謝罪した後、加藤さんが『僕からも一言』とバトンタッチ。スタッフとの打ち合わせを怠ったことや、春日さんを追い込んでしまったことについて反省の弁を述べました。池に入った春日さんはコメントなどを出しませんでしたが、騒動の翌々日に春日さん本人と番組制作責任者が謝罪に訪れたことを施設側が明らかにしています。ロケに関わった当事者全員が謝罪したことが明るみになり、早期に騒動を収束させました」(前出・テレビ局関係者)

MC自ら“不適切ロケ”に仕向けた点では、今回の『ラヴィット』の騒動と大きく異なる。だが加藤は、これまでも“番組側の非”対して真っ先に謝罪する姿勢を見せてきた。

「生放送中にズボンのチャックが開いていたり、腕時計の日付がずれていたりして視聴者に指摘されたことがありました。加藤さんはすぐに陳謝し笑いに転換できましたが、重大な過失への批判も真摯に受け止めてきました。

21年3月にアイヌ民族に対する差別表現を放送した際には、放送3日後に『オンエアがあったとき即座に対応できなかったこと、深くお詫びしたいと思います』と謝罪。検証番組を放送した同年8月にも重ねて謝罪し、深々と頭を下げていました。

『ラヴィット』において山添さんの行動しばしば波紋を呼んできましたが、“炎上キャラ”は日々エスカレートするばかり。今回の件で川島さんは、VTR放送中に不快感を示したくらいです。川島さんにとって山添さんは事務所の後輩でもありますし、黙っているばかりでは“甘やかしている”と見なされてしまうのではないでしょうか」(芸能関係者)

放送開始から3年目に突入した『ラヴィット!』。他局とは一線を画すバラエティ路線で人気を博したが、トラブル対応の手腕は日テレの方が一枚上手か。

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