日中韓サミット、年内開催も視野 岸田首相、尹氏が重要性確認へ

昨年11月、ASEANプラス3(日中韓)首脳会議に出席した(前列左から)岸田首相、韓国の尹錫悦大統領、中国の李克強首相ら=カンボジア・プノンペン

 岸田文雄首相は、韓国の尹錫悦大統領と7日にソウルで開く首脳会談で、中国を含めた3カ国の対話を早期に再始動する重要性を確認する。3カ国は「日中韓サミット」と呼ばれる首脳会談の年内開催を視野に調整を進める方針。複数の外交筋が5日、明らかにした。日韓、日中間のハイレベル対話の再開により、19年12月を最後に途絶えている3カ国の対話が再び軌道に乗る可能性が出てきた。

 日韓首脳は3月に東京で開いた会談でも、3カ国の対話再開の重要性で一致。中国も再開に意欲を示している。次の議長国は韓国が務める。まずは3カ国で事務レベル協議を開き、外相、首脳会談へと発展させる段取りを描いているもようだ。

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