立憲民主党・米山隆一衆院議員に聞くスキャンダルを克服する方法とは?5類移行をどう考える?選挙ドットコムちゃんねるまとめ

立憲民主党・米山隆一衆院議員に聞くスキャンダルを克服する方法とは?5類移行をどう考える?選挙ドットコムちゃんねるまとめ

YouTube「選挙ドットコムちゃんねる」では、毎週選挙や政治に関連する情報を発信中です。

2023年5月5日に公開された動画ではゲストに立憲民主党衆院議員の米山隆一氏をお招きし、スキャンダルへの対応や新型コロナウイルスの5類移行について語っていただきました。

米山流謝罪術とは?

【このトピックのポイント】
・スキャンダルの謝罪はきちんと手順を踏むことでその後につながる
・新型コロナウイルスの5類移行は政治の敗北
・今後の感染症対策に必要なのは自由闊達な議論ができる文化

米山氏のプロフィールは以下の通りです。

医師免許を取得し司法試験にも合格している米山氏。華々しい経歴とは裏腹に政治家を夢見て葛藤した時期もあったと語りました。

2000年代は自民党・伊吹派に所属し、復党した二階氏が党内で力をつけていく様子を近くで見ていたとのことです。

今回は以下の質問からいくつかピックアップして米山氏に回答していただきました。

スキャンダル克服の方法は?

新潟県知事時代にスキャンダルが発覚し辞職した米山氏。当時は謝罪の仕方をかなり意識したとのことです。

専門の弁護士をつけ、段階を踏んで記者会見へ。会見当日はしっかりと時間をとって質疑応答もとことんやる、と語りました。

当時はかなり精神的に追い詰められましたものの「ここで傷を最小限にすることが次につながるかもしれないから、しっかり鞭打ってやりましょう」という弁護士の言葉で踏みとどまったとのこと。その存在を「ありがたいな」と振り返りました。

辞職もその弁護士のアドバイスで決意。MC鈴木邦和が「最近のスキャンダルの顛末を見ていると米山さんは辞める必要あったのかなって思ったんですけれど」と問うと、米山氏は「やめるべきだったでしょうね。後のことを考えれば」と断言しました。

専門家を入れて謝罪の場を設けたこと、そして辞職をしたことで自身の中でけじめになったとのこと。もしそれがなければ米山氏の政治人生は違うものになっていたかもしれません。

米山氏は立憲民主党の小西洋之議員についても言及し、謝罪の仕方次第でもっといい結果にできたのではないかとコメントしました。

現在の新潟県民の反応は概ね良好で、演説のふりに使うと笑いが起きるとのこと。「そこは妻の影響も大きいと思いますけどね」とパートナーへの謝意を示しました。

「5類移行」医師・米山隆一の見解は?

5月8日から新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが2類から5類に移行します。

これについて米山氏は「窮屈だったのが終わってよかったなと思うんですけど、同時に政治の敗北を感じる」とコメント。「5類にしなければならなかった必然性はない」と続けました。

米山氏は今後再流行する可能性を踏まえれば、2類のままで診療体制やマスクの着用ルールを変更する方が合理的とコメント。それは感染症法を変更することなく実現可能とのことです。

このことを政治が説明できなかった点について米山氏は「コミュニケーションの失敗」とも表現しました。

その原因について「正面からコミュニケーションを取ろうという文化が道半ば」と、米山氏は日本人の国民性に言及しました。

そのような状況は政治と国民だけでなく、政治と専門家の間でも度々見られました。MC鈴木は、厚労省の分科会が独立して機能せず政治に配慮した動きが多かった点を指摘。

米山氏はアメリカに留学した時の経験を踏まえ、日本では立場の違う人が対等に闊達に議論できないことを問題点として挙げました。

今後起こりうる感染症対策については、専門家が自由に発言できるようにすることが必要と米山氏。「その上で政治の意見があるなら言えばいい」とコメントしました。

MC鈴木「全部平場でやって欲しいですよね」

米山氏「そうそう。科学的な議論はバンバン出してもらってその上で調整するならする。そういう過程があるとずいぶん違ったと思いますけどね」

動画本編はこちら!

あの謝罪があったから今がある!米山氏が実践した謝罪の極意とは?

選挙ドットコムちゃんねるは毎週月曜日は21時から生放送、火曜日~土曜日は18時に公開!

ぜひ高評価とチャンネル登録をよろしくお願いいたします!

© 選挙ドットコム株式会社