被害者遺族がプロ野球観戦 神宮球場で、警視庁が企画

神宮球場で開催されたプロ野球の試合を観戦する子どもと保護者ら=5日午後、東京都新宿区

 犯罪や交通事故で家族を亡くした子どもたちが5日、東京都新宿区の神宮球場でプロ野球のヤクルト―DeNAを観戦した。警視庁犯罪被害者支援室が子どもを元気づけようと企画し、ヤクルト球団などの協力を得て招待した。

 7~16歳の子どもと保護者ら13家族28人が参加。子どもたちは応援グッズを打ち鳴らしたり、拍手を送ったりして楽しんだ。試合はホームランが11本飛び出す乱打戦で、ヤクルトが10―9でサヨナラ勝ちした。

 参加した高校2年の女子生徒(16)は「ホームランが出たときにすごく盛り上がって楽しかった。今後はテレビでも野球を見てみようかなと思った」と笑顔で話した。

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