G7広島サミットまで残り2週間。会場周辺の警備も日増しに強化されています。広島市周辺では、全国から派遣された警察車両を目にすることも多くなっています。広島市内で、各都道府県警から派遣された部隊の姿を探しました。
家森亮 記者
「サミット警備には全国から警察官が集まっています。きょう一日でいくつの都道府県警の姿を見つけることができるでしょうか」
まず、サミット主会場のホテルがある南区・元宇品から探し始めました。
記者
「スタートからさっそく福島県警のパトカーを見つけることができました」
派遣元の都道府県警は、地図にチェックしていきます。
記者
「どちらから来られた方か…。警視庁ですね、東京都。あ、自転車の警察官の方もいらっしゃいますね。この方も背中に警視庁と書いてあります。やっぱりプリンスホテルがサミットの主会場ということで警察官の姿はすごく多いですね」
県警は、派遣部隊の人数など、具体的な規模は明らかにしていません。大阪サミットでは最大1万8000人。伊勢志摩サミットは最大1万5000人の派遣部隊が投入されたとしています。
取材班は、広島市中心部へ…。
カメラマン
「あー、見えない! パトカー!」
カメラアシスタント
「『山』って見えましたよ」
カメラマン
「あ! 岡山県警ですよ!」
記者
「岡山県警、岡山県です。やった。撮れた?」
カメラマン
「かすかに…」
政府は、サミット期間中にG7首脳の平和公園訪問を調整してることを明らかにしています。その移動に向けた訓練なのでしょうか。元宇品と平和公園周辺を結ぶ道路には隊列が目立ちます。
カメラマン
「あ、こっちも走ってますよ」
記者
「走ってる? どこ? 本当だ。なんだ、あれはどこ?」
カメラマン
「大阪!」
記者
「大阪府警。撮れた?」
カメラマン
「撮れてないです」
記者
「撮れてない?」
大阪府警とみられるパトカーは撮影できず…。調査を続けます。
カメラマン
「水戸ナンバーですね」
記者
「水戸ナンバー! 茨城」
すると、先ほど撮り逃した大阪府警が! さらに…
記者
「来た、きた。これは、埼玉県警だ! これ、警護の、要人警護の訓練ですね」
2016年に当時のアメリカ・オバマ大統領が広島を訪問した際、複数のパトカーや白バイが先導し、その後ろを大統領たちが乗った車列が走っていきました。サミットでは、7か国の首脳や関係者が移動します。多くのパトカーや白バイが必要になるのです。
その後も…
カメラマン
「大分!」
カメラマン
「あれ、川崎ナンバーですよ」
カメラマン
「三重きた」
カメラマン
「佐賀です」
ここまでに見つけたのは、10都府県警察。さらに、広島駅周辺の駐車場には多くの警察車両が待機していました。
記者
「大阪、大阪、大阪、島根…。鳥取、島根」
警察の関係車両が待機している場所は、複数か所で確認できました。
記者
「こちらにも各都道府県警の警察車両が並んでいます。あちら、北海道のマークですね、ヒグマが描かれています」
2日あわせて20の都道府県警を確認することができました。サミット開催まで残り2週間。警察の警備はさらに強化されていきます。