モスクワでGPSが誤作動 無人機攻撃の発表後

4日、モスクワ市内で行われた対ドイツ戦勝記念日の軍事パレードのリハーサル(ロイター=共同)

 タス通信などは4日、ロシア大統領府があるモスクワ中心部のクレムリンがウクライナの無人機で攻撃されたとの今月3日の発表後、モスクワ市中心を囲む「サドーボエ環状道路」の内側や周辺で衛星利用測位システム(GPS)が正常に作動しなくなったと伝えた。

 ロシアの独立系メディアは警察当局者の話として、クレムリン脇の「赤の広場」でプーチン大統領も出席して軍事パレードが開かれる今月9日の対ドイツ戦勝記念日に向けGPSの利用が妨害されていると報じた。クレムリンへの無人機攻撃と直接の関係があるのかどうかは不明。

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