チューリップフェア閉幕 総入場数は35万8000人に  昨年を7万6000人上回る

チューリップを見て回る来場者=砺波市の砺波チューリップ公園

 砺波市の砺波チューリップ公園を主会場に開かれた「2023となみチューリップフェア」(富山新聞社、北國新聞社後援)は5日、14日間の会期を終えて閉幕した。総入場者数は昨年より7万6千人多い35万8千人で、35万人超えは1999年のフェア以来となった。

 運営本部によると、会期を通じて天候に恵まれたほか、朝晩の気温が低く推移し、最終日まで花の見頃が続いたことなどが奏功した。今年は春先の陽気で開花が早まり、4月22日の開幕日に史上初の満開宣言が出ていた。旅行需要の復活で外国人観光客は5900人にのぼり、最終日の5日は「こどもの日」にちなんで小中学生が入場無料となった。

 

  ●大阪桐蔭高の吹奏楽を堪能

 大阪桐蔭高吹奏楽部の特別演奏会が砺波チューリップ公園と砺波市文化会館で開かれ、全国トップレベルの華麗な演奏が大勢の聴衆を魅了した。

 部員約150人がスターウォーズや歌手・松田聖子さんのメドレー曲、ミュージカルの名曲「ウエスト・サイド・ストーリー」などを奏でた。楽器を揺らしながらの演奏や合唱なども披露して大きな拍手を浴びた。

 公園のチューリップステージには、開演1時間前から市民が集まり、市文化会館の演奏会はチケットが完売した。

演奏を披露する大阪桐蔭高吹奏楽部員=同公園

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