米CDC所長6月末退任へ コロナ緊急対応にめど

米疾病対策センター(CDC)のロシェル・ワレンスキ所長=2022年1月、ワシントン(AP=共同)

 【ワシントン共同】米疾病対策センター(CDC)は5日、新型コロナウイルス対策を指揮したロシェル・ワレンスキ所長が6月末で退任すると発表した。新型コロナを巡っては世界保健機関(WHO)の緊急事態宣言終了に続き、国内でも今月11日で緊急対応が終わる予定となっており、区切りの時期と判断した。

 ワレンスキ氏はハーバード大教授を経て2021年1月にCDC所長に就任した。新型コロナのワクチン推奨、感染状況の情報発信のほか、サル痘(エムポックス)対策にも当たった。CDCの新型コロナ対策を振り返り「この100年以上で最大の感染症から人々の命を救った」と述べた。

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