NY株反発、546ドル高 米景気後退の懸念和らぎ

証券街「ウォールストリート」の標識=ニューヨーク(ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】5日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は5営業日ぶりに反発し、前日比546.64ドル高の3万3674.38ドルで取引を終えた。米景気後退への懸念が和らいでほぼ全面高となり、上昇幅が620ドルを超える場面もあった。

 朝方発表された4月の米雇用統計で、非農業部門の就業者数の増加幅が市場予想を上回った。米経済が堅調なのが示されたと受け止められ、買いが優勢となった。前日に決算を発表したアップルが大幅上昇したのも相場全体を押し上げた。

 ハイテク株主体のナスダック総合指数も5営業日ぶりに反発し、269.01ポイント高の1万2235.41。

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