高難度の技に歓声 フリースケート 茨城・土浦で世界大会

参加者がさまざまな技を披露して歓声が上がる「フリースケート」の世界大会=土浦市大和町のうらら大屋根広場

スケートの一種「フリースケート」の世界大会が、茨城県土浦市内で開かれている。地元の中学生をはじめ、米国や台湾、フランスなど9カ国・地域から約160人が参加し、大技が出るたびに観客から歓声が上がった。参加者は地元産のボードを使っており、関係者は「幅広い年代が楽しめる新スポーツが土浦から広まってほしい」と期待している。7日まで。

フリースケートは米国発祥。二つの車輪が付いた手のひらサイズのボード2枚を、足に固定せずに乗りこなすのが特徴。フィギュアスケートのような高速回転やスラローム、坂やレールを使ったジャンプ、左右のボードの入れ替えなど、さまざまな技の難易度を競う。

大会は今回3回目で、市内のボードメーカー「JMKRIDE」が誘致した。3~7日、土浦市役所前の「うらら大屋根広場」を中心に6種目で戦うほか、初心者も参加できるフリー滑走の時間を設けている。同社の嶋田巨樹(なおき)代表(50)は「魅力は自由なところ。日々新しいトリック(技)が生み出されている。見て、乗って楽しんでほしい」と話した。

5日、妻と2人で見学に訪れた同市の芝田直哉さん(44)は「子どもが同じボードを持っていたけど、滑ることができなかった。すごい技術で、見ていて楽しい」と、競技の様子を興味深そうに見ていた。

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