英国王、各国の参列者を歓迎 戴冠式前に市民と交流も

ロンドンのバッキンガム宮殿で開かれたレセプションで、来賓と歓談するチャールズ英国王(中央)=5日(英PA通信=共同)

 【ロンドン共同】英国のチャールズ国王は5日、ロンドンのバッキンガム宮殿で、6日午前11時(日本時間同日午後7時)の戴冠式に参列する各国の首脳らを招いてレセプションを開いた。ウィリアム皇太子夫妻らと共に、要人を歓迎。これに先立ち国王は宮殿近くの大通りを予告なく訪れて市民と交流し、親しみやすさをアピールした。

 BBC放送は5日、戴冠式会場となるロンドンのウェストミンスター寺院内部の写真を報じた。花や植物が飾られ、チャールズ国王の「サイファー」と呼ばれるシンボルマークがあしらわれた椅子もあった。

 レセプションには日本の秋篠宮ご夫妻、米国のジル・バイデン大統領夫人、中国の韓正国家副主席、ウクライナのオレナ・ゼレンスキー大統領夫人、フィリピンのマルコス大統領夫妻らが出席。国王ら王室メンバーと歓談した。

 国王は5日、戴冠式前後の行進コースとなっている宮殿近くの大通りに出かけ、場所取りをしていた市民らと握手して笑顔で言葉を交わした。写真撮影にも応じていた。

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