ニンテンドーDSソフトをコンプリートした町会議員 嫌な事あっても「まあ家に帰ればDS全部あるしな」

ニンテンドーDSのソフトをコンプリートした町会議員がSNS上で大きな注目を集めている。

「ニンテンドーDSが全て家にあると、嫌なことがあっても『まあ家に帰ればDS全部あるしな』ってなるし、嫌なこと言われても『そんな口きいていいのか?私は自宅でDSコンプしてる身だぞ。勉強系ソフトにも耐えてきた』ってなれる。忍耐力を求められる現代社会においてニンテンドーDSとの同棲は有効。」

とそのコレクションを披露したのは4月の選挙で京都府久御山町の町議会議員に当選した浜口たかしさん(@takahamaro)。

ニンテンドーDSの全ソフトをコンプリートした町会議員が話題(浜口たかしさん提供)

棚という棚を埋め尽くす膨大な数のソフトたち。圧巻と言うほかないが、なんだか目がチカチカしてきそうな風景だ。浜口さんはなぜこんな偉業を成し遂げることができたのだろうか。

今回の投稿に対し、SNSユーザー達からは

「なんだ、ただの神か…w(〃ω〃)」
「良き眺めですね〜😂
1800タイトル以上あるんですよね?
コンプリートはすごいですね😆」
「ラブベリとかムシキングとかもあるって事ですよね🤣懐かしすぎてめっちゃやりたいwww」
「ふらっと遊びに行って中身を全部入れ替えて帰る遊びをしたい」
「ゲームソフトってコンプリートするモノなんですね!(´⊙ω⊙`)
初めて知りましたw!!」

など数々の驚きと称賛の声が寄せられている。

浜口さんにお話を聞いた。

ーーコレクションを始められたきっかけ、全ソフト収集にいたるまでの経緯をお聞かせください。

浜口:元々、DSはリアルタイムで遊んでいましたが、こんなに多くは持っておりませんでした。

5年くらい前にレトロゲームのブームが来て、それから自分も中古で安く買えるDSを本格的に買い始めました。中には100円以下で買えるものもありました。任天堂が好きでしたので、任天堂のDSソフトだけを集めるつもりでしたが、そのうち他のメーカーのソフトを買うようになり、700本くらい集まった時にWikipediaに記載されている1840タイトルのコンプリートを目指すことにしました。入手困難なレアソフトもありましたが、ゲーム友達の助けもあり、全て集める事ができました。

浜口さんのコレクション(浜口たかしさん提供)

ーーニンテンドーDSの魅力についてお聞かせください。

浜口:DSの魅力は2画面、タッチペンという他にはない要素を含んでいるところです。携帯機ということもあり、サッと手に取ってすぐ遊べるところも気に入っています。子どもがいてもやりやすいというのも魅力です。また、コンプしていると、気になった時にどんなソフトでもすぐ取り出せるところが良いですね。

ーー投稿の反響へのご感想をお聞かせください。

浜口:予想以上の反響があり驚いていますが、それだけDSが魅力的なゲーム機であるという事だと思います。

私は今回の選挙で久御山町議会議員となり、今後なかなかゲームに時間が取れませんが、隙間時間で自分のペースでプレイできたらと思っています。久御山町をよろしくお願いします。

◇ ◇

中でもお気に入りのソフトは「ゴーストトリック」だという浜口さん。何者かに殺された主人公・シセルが自らの死の真相を知るために"死者のチカラ"を駆使して奔走するという内容だが、今回の選挙で"町会議員のチカラ"を手にした浜口さんがシセルばりの執念をもって久御山町をより良くしていってくれるよう願いたい。

(浜口たかしさん提供)

浜口たかしさん関連情報

Twitterアカウント:https://twitter.com/takahamaro

(よろず~ニュース特約・中将タカノリ)

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