春の高校野球栃木県大会 決勝では初のタイブレーク

春の高校野球栃木県大会は4日決勝戦を迎え、文星芸大附と作新学院が対戦しました。多くの観客が詰めかけた決勝は伝統校、強豪校同士とあって1点を争う好ゲームになりました。

4回までに互いに2点を取り合いますが、文星の渋谷、作新の市川の両先発が抜群のコントロールで要所を締めて試合が進みます。

均衡を破ったのは作新でした。7回の表、初めてのフォアボールなどでノーアウト1塁3塁とすると、8番・豊田の犠牲フライで勝ち越しに成功します。

対する文星は守備で見せます。9回表、セカンドの曽我が鮮やかなフィールディングでダブルプレー。すると文星は9回裏、その曽我がセンターオーバーの3ベースヒット。続く4番・小林のタイムリーで文星が土壇場で同点に追い付き、県内の公式戦で初という決勝での延長・タイブレークに入ります。

ライバル同士、気持ちの入った一戦は、作新が延長11回表に5番・細谷の2点タイムリーで5対3で勝ち、2年連続18回目の優勝を果たしました。

両校は5月20日から神奈川県で開かれる関東大会に出場します。

© 株式会社とちぎテレビ