こどもの日に合わせて栃木県足利市巴町の法玄寺で5日、鷹匠(たかじょう)によるフライトショーが開かれた。境内には多くの子どもたちや地域住民が詰めかけ、タカが勢いよく飛ぶ姿に感嘆の声を上げた。
同寺でのショー開催は2018年以来、2回目。
平安時代や明治時代の衣装を身に着けた鷹匠のパンク町田(まちだ)さんと弟子の小高喬也(おだかもとや)さんが、1羽の雄タカと共に技を披露した。観客たちは、タカが本堂の屋根に向かって飛び立ったり、観客の頭上を越えて2人の間を往復したりする姿をカメラに収めながら観賞していた。
日頃から野鳥の観察をしているという、けやき小4年森下奈南(もりしたなな)さん(9)は「めったに見られないものを見ることができ、参考になった」と話した。