昨季王者アストロズに痛手 ルイス・ガルシアがトミー・ジョン手術

日本時間5月6日、アストロズのデイナ・ブラウンGMは先発ローテーションの一角を担う右腕ルイス・ガルシアがトミー・ジョン手術を受け、今季の残り試合を全休する予定であることを明らかにした。ガルシアは日本時間5月2日のジャイアンツ戦で先発したものの、右肘の痛みを訴え、わずか8球を投げただけで降板。精密検査の結果、トミー・ジョン手術が必要であることが判明した。アストロズはホセ・ウルキディとランス・マカラーズJr.も故障者リスト入りしており、先発投手のさらなる離脱はチームにとって大きな痛手となりそうだ。

現在26歳のガルシアはメジャー3年目の昨季、28試合に先発して自己最多の157回1/3を投げ、15勝8敗、防御率3.72、157奪三振をマーク。今季はここまで6試合に先発し、2勝2敗、防御率4.00を記録していた。2020年にデビュー、2021年に先発ローテーション定着を果たして11勝、そして昨季は自己最多の15勝と毎年着実にステップアップを遂げていたが、ここで足踏みを強いられることに。通常、トミー・ジョン手術からの復帰には1年以上を要するため、ガルシアが復帰できるのは早くても来季の後半戦以降になるだろう。

今季のアストロズは昨季サイ・ヤング賞のジャスティン・バーランダーがチームを去り、マカラーズJr.が開幕から離脱しているため、フランバー・バルデス、クリスチャン・ハビアー、ガルシア、ウルキディ、有望株ハンター・ブラウンという先発5枚でシーズンをスタート。ところが、ガルシアとウルキディが離脱し、マカラーズJr.はまだ復帰できていないため、先発投手の層が一気に薄くなってしまった。

明日の試合ではJ・P・フランスがメジャー初登板初先発、明後日はメジャー通算8先発のブランドン・ビーラックが先発のマウンドに立つ予定。昨季王者に早くも試練が訪れている。

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