渡辺豊重氏死去 現代美術作家

渡辺豊重氏

 渡辺 豊重氏(わたなべ・とよしげ=現代美術作家)3日午後7時ごろ、栃木県大田原市の病院で死去、91歳。東京都出身。告別式は9日午前10時から栃木県那須烏山市白久218の1、八溝会館白久式場で。喪主は妻節子(せつこ)さん。

 会社勤めの傍ら絵を学び、60年代から画家として本格的に活動を始めた。ユーモラスな形や鮮やかな色の作品を発表。「鬼」シリーズや、東日本大震災後に描いた「動刻」シリーズなど、漆黒の墨による大画面作品でも知られた。版画や彫刻なども手がけ抽象芸術の分野で活躍。90年から栃木県を拠点に創作を続けた。

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