立ちはだかった世界118位 畑岡&古江ペア惜敗

オーストラリアのペアに惜敗した(撮影/村上航)

◇米国女子◇ハンファ ライフプラス インターナショナルクラウン 2日目(5日)◇TPCハーディングパーク(カリフォルニア州)◇6550yd(パー72)

その勝負強さに日本のトップ2も舌を巻いた。畑岡奈紗&古江彩佳のペアはオーストラリアのミンジー・リー&ステファニー・キリアコウに2ダウンで敗れた。

14番でスーパーショットを見せた古江彩佳(撮影/村上航)

畑岡は「14番で彩佳ちゃんがせっかく1アップしてくれて、交互にバーディを獲っていこうという展開にしたかったが、向こうに取られ返してしまう。マッチプレーでは流れがある。勝負どころでしっかりと決めないといけない」と唇をかんだ。

オールスクエアで迎えた後半14番は、右にクラブハウス、左が湖の左ドッグレッグ。古江が50cmにつけてバーディを奪い、1アップとリードした。

世界ランキング118位のステファニー・キリアコウ(撮影/村上航)

しかし、この組の4人で最も世界ランキングが低い118位のキリアコウが難敵として立ちはだかった。10mのバーディパットをねじ込んだ15番で追いつかれ、17番(パー3)もピンに絡めてバーディを奪ってきた。

世界ランクは畑岡が15位、古江が19位と日本勢のトップ2に位置するペア。古江が「お互いのミスはカバーできた。いいゴルフができた」と振り返ったように随所で力を見せたものの、及ばなかった。最終18番(パー5)は畑岡の5mのバーディパットが無情にもカップの右を通過した。

畑岡奈紗は日韓戦に向けて気合を入れた(撮影/村上航)

日本は2大会連続の予選敗退が決定。3日目は、こちらも敗退が決まった前回覇者の韓国と対戦する。畑岡は「ディフェンディングで強いチーム。勝つ以外にないので勝つことだけに集中して」。今大会初勝利を目指して気持ちをひとつにする。(カリフォルニア州サンフランシスコ/玉木充)

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