立憲民主党・米山隆一衆院議員から芦屋新市長へのアドバイスとは?次期衆院選で新潟はどうなる?解散はいつ?選挙ドットコムちゃんねるまとめ

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2023年5月6日に公開された動画ではゲストに立憲民主党衆院議員の米山隆一氏をお招きし、史上最年少市長へのアドバイスや次期衆院選について語っていただきました。

米山氏が考える衆院解散のタイミングとは?

【このトピックのポイント】
・首長として職員を味方にするためには「話を最後まで聞く」「序列を尊重する」
・次期衆院選に向けて米山氏は新潟の立憲の顔ぶれが固定化されていることを懸念
・衆院解散は今年の秋か。根拠は「みんな休みたい」

米山氏のプロフィールは以下の通りです。

医師免許を取得し司法試験にも合格している米山氏。華々しい経歴とは裏腹に政治家を夢見て葛藤した時期もあったと語りました。

2000年代は自民党・伊吹派に所属し、復党した二階氏が党内で力をつけていく様子を近くで見ていたとのことです。

今回は以下の質問からいくつかピックアップして米山氏に回答していただきました。

超絶エリート市長誕生!先輩がアドバイス

4月23日に行われた芦屋市長選挙で、26歳の高島崚輔氏が史上最年少当選を果たしました。高島氏は灘高校から東京大学を経てハーバード大学を卒業しており、米山氏と経歴が似ています。

米山氏は高島氏の年齢に触れ「あと30年40年は余裕でしょ。超羨ましい」とこれからのキャリアの長さについて本音を明かしました。

首長の先輩のアドバイスとして、米山氏は職員との付き合い方を挙げました。

新潟県議会は自民党が強く、その中で野党系知事として着任した米山氏は「味方になるのは職員さんしかいない」「心から味方になってもらわないといけない」と感じたとのこと。

そのために取り組んだこととして米山氏が挙げたのは、まず「職員の話は最後まで聞く」ことです。

米山氏によると、首長に就任した際に実施されるレクは冗長になりがちとのこと。しかし、首長のレクには中堅の職員が大仕事として出向くという側面もあります。

そのため、話を最後まで聞いたうえで反論したり説明を求めたりすることが職員を味方につけるうえで重要だと米山氏は語りました。

次に米山氏が挙げたのは「職員の序列を尊重する」こと。職員たちの中にあるルールや文化をある程度尊重することが重要とし「彼らのなかのヒーローはヒーローとして遇す」と表現しました。

信頼関係が構築されれば職員も首長が仕事しやすいように変化していくとのこと。

MC鈴木邦和「知事がそういう人材を欲しているという考えが伝われば、みなさんもそういう人材になってくるということですね」

新潟の与野党バチバチ具合教えて

2021年の衆院選では6つの選挙区で4勝2敗と強さを発揮した立憲民主党ですが、米山氏は今後の選挙については「大変だと思います」と懸念を示しました。

その理由は立憲民主党の顔ぶれが固定化されてしまっていること。立憲の現在の強さは民主党時代に起因しています。

米山氏によると当時の自民党のメンバーは世襲が多く、その中で西村智奈美氏や菊田真紀子氏をはじめ、若い新進気鋭の候補を揃えたことで立憲は新潟の選挙区を抑えることができました。

しかし、その時から立憲の顔ぶれは変化がなく、自民党は斎藤洋明氏や細田健一氏など新しいメンバーが増えています。

米山氏は自身が知事選挙で若さを武器に勝利した経験もあり、新しい人材・若い人材を脅威と感じているようです。

10増10減の区割り変更については、新潟では立憲民主党はほとんど影響がないとのこと。一方で福島など調整が難航している選挙区もあり、地元に一任する党の方針に対し「僕は入った方が良いと思いますけどね」とコメントしました。

最後に衆院解散のタイミングについて問うと米山氏は「サミット後の6月もしくは7月の中旬、あと秋口。いずれにせよ今年中にはある公算が高いんじゃないか」と予想しました。

秋と予想する根拠については「自民党も野党も共通認識としてあるのは『ちょっと休みてえよ』っていうのがある」とコメントし笑いを誘いました。

MC鈴木「その話めっちゃ面白いですね!統一地方選挙疲れたと」「あの、我々も思ってるんですちょっと」

米山氏「でしょ?そういう意味で秋口になりそうな気もするな」

動画本編はこちら!

新潟県知事を務めた米山氏が考える職員・議員との付き合い方の極意とは?

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