GW終盤 岡山もUターン本格化 主要駅や高速道路 終日混み合う

Uターン客らで混み合うJR岡山駅の新幹線上りホーム=6日午前9時44分

 ゴールデンウイーク終盤を迎え、古里や行楽地で過ごした人たちのUターンラッシュが6日、本格化した。新型コロナウイルスの5類移行を8日に控える中、岡山県内の鉄道主要駅や高速道路、空港はスーツケースや土産物を手にした家族連れらで終日混み合い、マスクを外して歩く人の姿も多く見られた。混雑は7日も続く見通し。

 JR岡山駅では、東京方面への新幹線指定席がほぼ満席に。自由席の乗車率ものぞみ32号(岡山発午後2時58分)が110%に達するなど「コロナ禍前の9割程度まで回復した」(JR西)という。娘2人を連れて岡山市内の実家に帰省していた会社員女性(40)=東京=は「子どもたちと池田動物園に行って楽しい思い出がつくれた。人出が多く、徐々に日常に近づいている気がします」と笑顔を見せた。

 高速道路は、山陽自動車道上り線の二子トンネル付近(倉敷市)で3キロの渋滞が発生。同上り線吉備サービスエリア(SA、岡山市)では西日本各地の県外ナンバーが目立ち、昼過ぎには駐車場の9割ほどが埋まった。

 同SAで家族と休憩していた会社員男性(46)=神戸市=は、福山市にある妻の実家からの帰宅途中で「連休を親族とゆっくり過ごしてリフレッシュできた」と話していた。

 岡山桃太郎空港は、東京行きの全10便がほぼ満席。沖縄、台湾からの到着便も軒並み座席が埋まった。7日も予約で満席の便があり、混み合う見込みという。

県外ナンバーを中心に混雑する山陽自動車道上り線吉備サービスエリア駐車場=6日午後0時52分

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