英国王戴冠式後、バルコニーに姿 伝統の馬車で宮殿へ、王妃と並び

戴冠式を終え、バッキンガム宮殿のバルコニーに姿を見せたチャールズ英国王(右)とカミラ王妃=6日、ロンドン(Chris Jackson/ゲッティ=共同)

 【ロンドン共同】英国のチャールズ国王(74)の戴冠式が6日、首都ロンドンのウェストミンスター寺院で開かれた。式典終了後、国王とカミラ王妃(75)夫妻はエリザベス女王が戴冠式で使用した王室伝統の馬車「ゴールド・ステート・コーチ」に乗り、バッキンガム宮殿に戻った。往復のコースで計7千人の英兵士らが行進。国王夫妻はその後、宮殿バルコニーに姿を見せ、集まった国民に手を振った。

 ロンドン中心部では王室廃止を訴える団体がデモを実施。全国から集まった警察官約2万9千人が沿道などに配置され、厳戒態勢が敷かれた。

 国王は昨年9月、女王の死去に伴い王位を継承。英王室史上最高齢の即位となった。

戴冠式を終え、バッキンガム宮殿のバルコニーから手を振るチャールズ英国王(左)とカミラ王妃=6日、ロンドン(ゲッティ=共同)
戴冠式を終えたチャールズ英国王を乗せ、バッキンガム宮殿に戻る王室伝統の馬車「ゴールド・ステート・コーチ」=6日、ロンドン(共同)

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