豊後大野市三重町に「全天候型運動場」が完成【大分県】

完成した三重全天候型運動場=豊後大野市三重町
オープニングゲームに登場した地元の少年サッカーチーム

 【豊後大野】豊後大野市が市内三重町赤嶺に建設していた「三重全天候型運動場」が完成し、4月30日に開所式があった。雨天時にもフットサルや野球の内野守備練習などができる施設で、市が取り組むスポーツツーリズムの推進や市民の健康増進などに役立てる。

 式には約100人が参加。経過報告の後、川野文敏市長が「多くの人に愛され、利用される施設になることを願う」とあいさつ。テープカットや風船飛ばしをして完成を祝った。

 続いて、地元の少年サッカーチームがオープニングゲーム。初めての得点を決めたFC大野スポーツ少年団の甲斐晶君(10)=千歳小5年=は「うれしい。ここで雨の日も練習して上達し、もっと得点を決めたい」と話した。

 同施設は鉄骨平屋(1462平方メートル)で、高さ約11メートル。屋根は耐火膜構造とし、フィールドには人工芝を張った。トイレや倉庫、56台収容の駐車場も整備。午前8時半から午後9時まで利用できる。総事業費約3億8千万円。

 周辺には三重総合グラウンドや大原総合体育館などが集積。JR三重町駅や宿泊施設、飲食店にも近いことから、市はスポーツの拠点地域として機能強化を進めている。今後、多機能型武道場や雨天でも使えるブルペンを建設する予定。

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