「意見、論拠明確に」 新聞読解で思考力向上 杉山教授研究まとめ

宮崎日日新聞を定期的に読んだ学生の思考力が向上したことなど、研究成果を説明する杉山智行教授

 宮崎大地域資源創成学部(桑野斉学部長)の杉山智行教授は、新聞を定期的に読んだ学生の思考力や読解力の変化を分析する研究成果をまとめた。宮崎日日新聞を読んで感想文を継続して書くことで、学生の意見が明確になり、思考力も向上した。杉山教授は「ニュースを自分ごとと捉えるようなった。新聞を継続して読むことは学生にプラスに作用する」と分析する。
 2016年に同学部と宮崎日日新聞社(河野誠司社長)が結んだ協定に基づく取り組み。昨年7~12月に3回に分け、同学部の2~4年生計26人が研究に参加した。学生が毎週火曜と日曜日の宮崎日日新聞3面を読み、感想文を執筆。言語解析ソフトにかけるなどした結果を、杉山教授の研究室で分析を進めてきた。

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