2点を先制したマンチェスター・C、1点を返されながらも辛勝し勝ち点差は「4」に|プレミアリーグ

【第35節】マンチェスター・C vs リーズ

写真:2ゴールを挙げチームを勝利に導いたギュンドアン(左) ©Getty Images

5月6日、プレミアリーグ第35節マンチェスター・シティ vs リーズの試合がエティハド・スタジアムで行われた。

第28節順延分の試合から中2日という過密日程を強いられたマンチェスター・シティは、ケガで過去2試合を欠場したケヴィン・デ・ブライネが先発に復帰。リーズは前節終了後にハビ・グラシア監督を解任し、今節はサム・アラダイス新監督にとっての初陣となった。

試合はゴール前に人数を割いて自陣を固めるリーズに対し、マンチェスター・シティがボールを保持して攻め込む展開が続く。

アーリング・ハーランドが左足でシュートを放った17分のシーンはリーズのGKジョエル・ロブレスがブロックしたが、均衡は長く続かなかった。19分、右サイドでボールを持ったリヤド・マフレズがカットインし、折り返したボールをイルカイ・ギュンドアンが右足で丁寧に合わせてマンチェスター・シティが先制した。

ホームチームの攻勢はさらに続き、27分には1点目と同様、右サイドに開いたマフレズからの折り返しをギュンドアンが合わせてリードを2点に広げる。

防戦一方だったリーズも29分、CKからウェストン・マッケニーがヘディングシュートを放ったが、ここはエデルソンがセーブ。その後は再びマンチェスター・シティがコントロールする状況が続き、2-0で前半を折り返す。

後半に入り53分、フリアン・アルバレスが右サイドから上げたクロスをハーランドが頭で合わせたが、これはGKの正面へ。その直後、ナタン・アケが左足ふくらはぎ付近を痛めてプレー続行を諦め、カイル・ウォーカーと交代する。

ここからはリーズがスペースを狙ったシンプルなロングボールで相手を押し込む場面を何度か作ったが、すかさずマンチェスター・シティも細かいパスワークで主導権を握り返し、62分にはリコ・ルイスからのスルーパスを受けたハーランドが右ポスト直撃のシュート。72分には右サイドの角度のないところからのFKをマフレズが直接狙うが、これはGKがゴールライン上でキャッチする。

そして83分、フォーデンが単独突破を図ってペナルティーエリア内で相手に倒されPKを獲得。しかしギュンドアンのキックは右ポストに弾かれ、惜しくもハットトリック達成ならず。逆に85分、リーズは相手守備陣のクリアミスを突いたロドリゴがゴールを奪い、1点差に追い上げる。

これで勢いに乗りかけたリーズだったが、マンチェスター・シティは敵陣の深い位置でボールをキープして時計の針を進め、逃げ切りに成功した。

勝利したマンチェスター・シティは勝ち点を82に伸ばし、2位アーセナルとの暫定のポイント差を「4」に。敗れたリーズは勝ち点30と苦しい戦いが続いている。

次節、マンチェスター・シティはアウェイでエヴァートンと、リーズはホームでニューカッスルと対戦する。

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