酒田市の酒田駅前交流拠点施設ミライニがオープン1周年を迎え、来館者に5日、記念品が贈られた。初年度に目標を上回る年間来館者数50万人を突破したことと合わせ、関係者が節目を祝った。
同施設は市立中央図書館と観光案内所が入る。2020年11月に一部が先行オープンし、昨年5月に市総合文化センターから図書館が移転して本格オープンした。図書館機能に加え、コンサートやマルシェを開催するなど独自の取り組みを展開している。今年1月に目標の年間来館者数40万人を達成し、4月に50万人を超えた。
この日は訪れた小学生らにクリアファイルと読書手帳のセットを職員が手渡した。1組目に受け取ったのは、母の実家がある酒田市を訪れた静岡市の大里中2年前沢亮汰さん（13）、大里西小4年健人君（9）、同2年莉紗さん（7）のきょうだい。「初めて来た日が記念の日で驚いた。きれいな施設だと思った」と話していた。小林一浩館長は「ミライニに来れば何かがある、と期待してもらえる施設を目指したい」と語った。
