発熱外来医療の拡大、段階的に コロナ5類移行で厚労相

加藤勝信厚生労働相

 加藤勝信厚生労働相は7日のフジテレビ番組で、新型コロナウイルス感染症の法的位置付けが8日に「5類」に移行することに関し、発熱患者に対応する外来医療機関を段階的に広げていく考えを重ねて示した。「最終的にはできるだけ多くしたいが、急に変わるわけではない」と述べた。

 入院患者の受け入れ先も順次拡大するほか、後遺症対策の強化に取り組むと説明。感染再拡大への備えについては、ウイルスの変異に注意するとしつつ「一定程度、第9波が来ることを前提に都道府県が準備している」と強調した。

 政府が拡充を目指す少子化対策の予算を巡っては、一般会計とは区分し特別会計で管理する案に言及した。

© 一般社団法人共同通信社