動き出した街 明るく 弘前・土手町にクジラの壁画 縦2.7メートル、横7.9メートル

街中の壁にペンキで描き上げた作品「オルゴール」と描いた竹内さん

 青森県弘前市の土手町コミュニティパークに2日、極彩色のクジラ2匹が夜空を泳ぐ壁画がお目見えした。コミュニティーFM局を運営するアップルウェーブ(弘前市)が街中を明るくしようと企画。市内でバーを開く竹内絵里子さんが描き上げた。

 竹内さんが仕事の合間を縫いながら4月中旬から約2週間かけ、ペンキで描き上げた。

 絵は縦2.7メートル、横7.9メートル。新型コロナウイルス禍で停滞した街が、ぜんまいを巻いたオルゴールのように動き始めた様子を表現した。題名は「オルゴール」と付けた。竹内さんは「思うままに描いた。絵に触れながら楽しんでほしい」と話した。

 また、アップルウェーブは商品券などが抽選で当たるキャンペーンを開催。竹内さんの作品か、近くの「かだれ横町」にあるアーティスト・GOMAさん(平川市)の作品を撮影し、インスタグラムでの投稿などが必要。31日まで。問い合わせは弘前市中心市街地活性化協議会事務局(電話0172-33-4111)へ。

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