琴浦町の魅力を紹介 北区で鳥取学出前講座

琴浦町の魅力を紹介する辻中主事

 大阪鳥取県人会と鳥取県関西本部共催の「鳥取学出前講座」が大阪市北区の同本部交流室であった。同県琴浦町企画政策課の辻中友樹主事らが講師を務め、宝島社「2023年版住みたい田舎ベストランキング」の複数部門で1位に輝いた朗報も踏まえ、魅力あふれる町の姿を語った。

 辻中主事は「ランキング受賞を受け、実際に移住や移住相談の件数が増えている」と大きな動きに触れ、町による移住支援や就農希望者の受け入れ態勢、子育て・教育など充実した各種制度を紹介した。

 町全体が「一つの星のようにたくさんの恵みにあふれている」点になぞらえて「惑星コトウラ」のキャッチコピーを掲げ、PRや旅と食、環境保全といった独自のプロジェクト展開についても列挙。定住者以外で地元にゆかりのある人材が地域づくりなどの担い手として参画する「関係人口」の必要性も説いた。

 同席した同町地域おこし協力隊員で、サウナ内で風を送る熱波師(アウフギーサー)の五塔熱子さん=川崎市出身=は、会場内の換気も兼ね、世界大会上位に輝いた「アウフグース」と呼ばれる所作を披露。応募の経緯やサウナを通じた観光PRなど精力的な活動内容を解説し「地方は自然、食材、水、空気の良さが相まって、サウナを体験した人が元気になる場所。単なる観光地ではなく付加価値のあるサウナを推し進めていきたい」と意気込みを語った。

会場内でアウフグースを披露する五塔さん

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