下りホーム上屋も木造 JR四国徳島線 鴨島駅(3)【木造駅舎コレクション】154

※2022年8月撮影

トップ画像は、JR四国徳島線鴨島駅、徳島方面上りホームから駅舎。お盆前ですが、16時近いので西日が強くなってきました。

上りホーム待合の広い(長い)上屋。古レールを使った鉄骨造です。ここにも木製ベンチ。

※2022年8月撮影

駅舎ホーム側正面。

※2022年8月撮影

上りホーム駅名標

※2022年8月撮影

徳島駅から鴨島駅までは、1899年(明治32年)徳島鉄道が開業した路線でした。徳島鉄道は、1907年(明治40年)船戸駅まで延伸。

現在の徳島線川田駅(二代目)までが徳島鉄道の開業した区間です。1907年(明治40年)鉄道国有化法で徳島鉄道は国有化され国有鉄道徳島線になります。1914年(大正3年)徳島線全線開通で線路が付け替えられて旧線にあった船戸駅と初代川田駅は廃止されました。

鴨島駅は、国有化で国有鉄道の駅になった後、1987年(昭和62年)国鉄分割民営化でJR四国の駅になっています。

上りホームの佃駅寄りから駅舎。

※2022年8月撮影

下りホームに戻って駅舎前の上屋。なかなか凝った木造です。

※2022年8月撮影

駅舎前に上屋の木柱が整然とならんでいます。

※2022年8月撮影

この駅で8月11日の撮影は終了。徳島のビジネスホテルに向かいました。

(写真・文/住田至朗)

※駅構内などはJR四国さんの許可をいただいて撮影しています。

※駅などについては『JR全線全駅』(弘済出版社/1997)、『週刊朝日百科 JR全駅・全車両基地01-60』(朝日新聞出版/2012-2013)、『山陽・四国920駅』宮脇俊三・原田勝正編(小学館/1993)、『停車場変遷大事典 国鉄 JR編1-2』(JTBパブリッシング/1998)他を参照しています。

※タイトルは『木造駅舎』ですが、厳密に「構造として木造建築」の駅舎ではなく、筆者が気に入った駅舎を恣意的に選んでいます。明らかに木造建築と異なる場合でも、煩雑を避けるためタイトルは【木造駅舎コレクション】で進行します。悪しからずご了承ください。

※鉄道撮影は鉄道会社と利用者・関係者等のご厚意で撮らせていただいています。

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