“ダンボ”の壁に屈した畑岡奈紗&古江彩佳「このチームでリベンジ」

2日目に続いて同じペアでプレーした(撮影/村上航)

◇米国女子◇ハンファ ライフプラス インターナショナルクラウン 3日目(6日)◇TPCハーディングパーク(カリフォルニア州)◇6550yd(パー72)

畑岡奈紗&古江彩佳が韓国のチェ・ヘジン&チョン・インジのペアに3&1で敗れた。

日本は決勝に進めず(撮影/村上航)

海外メジャー3勝を含むツアー4勝、いつも周囲の言葉に耳を傾ける穏やかな性格から“ダンボ”と呼ばれる28歳が大きな壁となった。古江は「チョン・インジ選手がショットもパットもすごく良くて、流れに乗れなかった。そこが悔しい」。畑岡も「韓国選手がいいプレーしていた。後半バーディチャンスにつけることができなかった。悔しさが大きい」と振り返った。

出だし1番パー5で1ダウンとされた直後、2番パー3では古江が2mを決めてオールスクエア。しかし、3番パー5でベタピンのバーディ、14番でも5mを沈めるバーディといずれもチョンのプレーでホールを奪われた。

前年5月「バンク・オブ・ホープLPGAマッチプレー」で2位と得意のマッチプレーだった古江も3日間でポイントを獲得できず。「うまく獲られて獲り返しての感じだった」と勢いに乗れなかった。

ことごとくカップに嫌われた(撮影/村上航)

日本勢は出場8カ国で唯一勝利なし。渋野日向子&笹生優花のペアによる2日目の引き分け0.5ptにとどまり、最終日の決勝を前に大会を後にする。

前回2018年大会に続く出場だった畑岡は「唯一の経験者としてプレーで引っ張って行きたかったが、それが今週できなかったのは悔しい。勝ちを重ねないとファイナルに進めない。このチームでリベンジしたい」。次回大会は2025年に韓国で行われる予定だ。(カリフォルニア州サンフランシスコ/玉木充)

動画:2023年 ハンファ ライフプラス インターナショナルクラウン 3日目 畑岡奈紗 古江彩佳 ハイライト動画はオリジナルサイトでご覧ください

© 株式会社ゴルフダイジェスト・オンライン