4~6日に加西市などで開かれた「第10回自治労カップ全日本少年軟式野球大会兵庫県予選会」で、決勝に進んだ浜坂中(新温泉町)と関宮学園(養父市)の合同チーム「関宮・浜坂クラブ」が、接戦を制して初優勝を果たした。同チームは大阪府和泉市で6月3日に開かれる近畿大会に出場する。
両校とも部員不足のため、昨年7月に合同チームを結成して練習に励んできた。現在は浜坂中の7人と関宮学園の7人が所属する。
県大会には地区予選を通過した36チームが出場。関宮・浜坂クラブは6日、準決勝を5-3で勝ち、直後の決勝で浜脇中(西宮市)と対戦した。
決勝は両チームが初回に1点を取り、その後は無得点が続く展開に。最終回の七回でも決着がつかずタイブレークに突入したが、浜坂中3年の吉田滋祐が八回に放った中前打が決勝打となり、2-1で勝利した。
チームを指揮した植村淳吾監督(47)は「異なる学校にもかかわらず、子どもたちが仲良く一生懸命プレーした結果。近畿大会ではこれまで練習したことを出し切りたい」と話した。浜坂中3年の田中逢介副主将は「決勝を勝ちきることができてよかった。近畿大会では県代表として、勝利を目指して頑張りたい」と意気込んだ。