違いすぎ!名門コリンチャンスの新ユニ、試合での「変わりっぷり」が凄まじかった

ブラジル1部の名門コリンチャンスとキットサプライヤーのNikeは4月、2023-24シーズンで使用する新ユニフォームを発表した。

コリンチャンスといえば、新ユニ発表時とその後の試合での実際のユニの“ギャップの大きさ”が毎年話題に。ここでは、その両方をお届けしたい。

Corinhians 2023-24 Nike Home Away

コリンチャンス 2023-24 Nike ホーム ユニフォーム

いつも以上に真っ白なホームキットは、1982年から83年にかけて「デモクラシーア・コリンチアーナ」(コリンチャンス民主運動)を起こしたチームへのオマージュだという。

これは当時の抑圧的なクラブや軍事政権に対し、コリンチャンスのメンバーが起こした批判運動。その中心にはブラジル代表“黄金のカルテット”の一人であるソクラテスもいた。真っ白なユニフォームはその当時のチームが着ていたユニをイメージしたものだ。

コリンチャンス 2023-24 Nike アウェイ ユニフォーム

黒を基調に細めの白いストライプはアウェイキットの定番のデザインだが、シャツの中心からストライプを外すスタイルは、「デモクラシーア・コリンチアーナ」当時のアウェイと同じである。

コリンチャンスはエンブレムに強い個性があるため、このようなシンプルデザインがよく似合う。

この大きな意味を持つ真っ白なユニフォーム。当然現代においてはスポンサーロゴが付くわけだが、ロゴを付けた姿があまりにも変わりすぎだと海外で話題になった。その“実際の試合ユニ”をご紹介しよう。

こちらが4月下旬の国内リーグでお披露目となったピッチ上の新ユニフォーム。

「デモクラシーア・コリンチアーナ」へのオマージュも何処へやら。スポンサーロゴの多さに発表時のユニとはだいぶ印象が違う。

背中もこんな感じに!背番号上のネームまでスポンサーロゴに見えてくる。

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近年コリンチャンスは新ユニフォーム発表時に「どシンプル」な姿を披露し、実際の試合では「スポンサーロゴべたべた」という流れが続いている。

これはもはや恒例行事というか“お約束の展開”なのだが、分かっていてもツッコミたくなるのだ。

そんなコリンチャンスの新ユニフォームは、クラブ公式オンラインストアとNikeブラジルのオンラインストアにて販売中。

レアで懐かしいユニフォームが揃う「Qoly × LFB Vintage」。“あの頃”を思い出すユニの数々は見るだけでも楽しいはず。

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