重要法案、参院論戦本格化 終盤国会へ与野党駆け引き

国会議事堂=東京・永田町

 国会は、大型連休明けから参院で重要法案の論戦が本格化する。外国人の収容・送還のルールを見直す入管難民法改正案や、防衛費増額の財源を確保するための特別措置法案は参院に近く送付される見通し。与党は6月21日の会期末までの成立に全力を挙げる。引き続き立憲民主党は法案の課題をただす考え。終盤国会に向け与野党の駆け引きが激しくなりそうだ。

 与党は入管難民法改正案に関し、5月9日の衆院本会議で日本維新の会と国民民主党の賛成も得て可決する方針。防衛財源確保特措法案は、9日の衆院財務金融委員会に岸田文雄首相が出席して質疑を実施した上で、早期に採決し、衆院を通過させる構えだ。

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