トルコ大統領選、野党に勢い 政権交代なら、影響内外に波及

トルコ南部メルシンで選挙集会に参加したエルドアン大統領=6日(ゲッティ=共同)

 【イスタンブール共同】トルコ大統領選は14日に投票日が迫り、現職のエルドアン大統領(69)と大接戦を演じる野党統一候補クルチダルオール氏(74)に注目が集まっている。強権的なエルドアン政権に反対し、民主主義再建を訴える。内政から外交まで両者の主張は大きく異なり、仮に政権交代が実現すれば影響は国内外に波及する。

 「変革の準備はできているか。トルコに民主主義をもたらす準備はできているか」。イスタンブールで6日開かれた大規模な選挙集会で、クルチダルオール氏が叫ぶと、会場は熱狂した。

 20年以上続くエルドアン政権の是非が最大の焦点。クルチダルオール氏はワンマン政権だと批判する。

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