自分でさばいた美々鯵おいしい 細田中生徒が調理挑戦

自ら調理した「めいつ美々鯵」のにぎりずしを頬張る細田中生

 日南市・細田中(今城真美校長、19人)で1日、同市南郷町の目井津港に水揚げされる「めいつ美々鯵(びびあじ)」の調理体験があった。全校生徒が身を三枚におろしてにぎりずしを作るなどして、地元の水産業への理解を深めた。
 最初に大型定置網漁を営む新堀水産の従業員らが、めいつ美々鯵について紹介。3~6月に近海の定置網で取れた重さ90グラム以上のものを指し、脂質含有量7%以上は最高級ブランド「三ツ星」とされることなどを解説した。
 調理体験では、県の食育ティーチャー矢野富子さん(75)らが講師を担当。生徒は包丁でうろこや頭などを取って三枚におろす方法を学んだ後、慎重な手つきで魚をさばき、握った酢飯の上に身をのせておいしそうに頬張っていた。
 3年の松岡洸我(こうが)さん(15)は「魚をさばくのは初めてで、細かい骨を取り除くのが大変だった。自分たちで作った料理は、やっぱりおいしい」と満足げに話していた。

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