2023年F1第5戦マイアミGP予選トップ10ドライバーコメント(1)

 2023年F1第5戦マイアミGPの予選が行われ、6〜10番手のドライバーが土曜日を振り返った。6〜10番手のドライバーはジョージ・ラッセル(メルセデス)、シャルル・ルクレール(フェラーリ)、エステバン・オコン(アルピーヌ)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)だ。

■バルテリ・ボッタス(アルファロメオF1チーム・ステーク)
予選 10番手

2023年F1第5戦マイアミGP バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)

 Q3に戻ってこられたのは素晴らしいし、レースに向けてトップ10に入れたこともとても嬉しい。一晩で大きく前進し、セットアップを最大限に活用することができた。つまり、チームは素晴らしい仕事をして、ここ数戦から立ち直っているということだ。

 Q3での赤旗は、明らかに僕らにとって不利に働くものだった。タイヤが1セットしか残っていなかったのでセッションが中断された時点ではタイムを出せていなかったけど、もっと上位に行けたと思っている。しかし、そのことにこだわっていても仕方がない。いい結果を得られる可能性があるのだから、明日はポイントを争えるようにしっかりと準備しなければならない。

 長いレースになるし、これまで見てきたように、ここではミスを犯しやすい。でも、僕たちには自信もモチベーションもある。自分たちの仕事をしっかりやれば、いい結果を持ち帰れるチャンスは確実にある。

■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
予選 9番手

2023年F1第5戦マイアミGP 予選9番手のマックス・フェルスタッペンとポールポジションを獲得したセルジオ・ペレス(レッドブル)

 最初の問題は僕から始まった。マシンを限界ぎりぎりまで持っていき、ミスをした。そのラップを断念しなければならず、そうなると、赤旗が出ないよう、幸運を祈るしかなくなる。

 辛いし腹立たしい。週末を通して僕たちは速さを発揮してきた。Q2での自己ベストタイムはポールを獲ることが可能なタイムだった。つまり僕たちのマシンには十分な速さがあったんだ。

 当然のことながら、毎週末、僕は勝つことを目指している。でも9番グリッドというのは理想的なポジションではない。明日は最低でも2位を目指したい。間違いなく、厳しいレースになるだろうが、自分自身が作り出したことだ。

(自身の公式サイトで語り)最初にミスを犯したのは自分自身だ。赤旗が出たのはとても残念なことだけど、ストリートサーキットでは起こり得ることだ。週末を通してとても好調だったのに、9番手だ。望んでいた位置ではないし、僕たちがいるべき位置でもない。今は少し自分自身に対して怒っている。

 困難な事態を自分自身で作り出した。ここから勝つために必死に努力するよ。

■エステバン・オコン(BWTアルピーヌF1チーム)
予選 8番手

2023年F1第5戦マイアミGP エステバン・オコン(アルピーヌ)

 1週間でこんなに変わるとはね。バクーでの落胆から、ここまで強力なリカバリーをしたチームを誇りに思うし、間違いなく僕たちは2台そろってQ3に進出するのにふさわしかった。

 最後の赤旗は少しアンラッキーだった。まだまだポテンシャルはあったように感じているから、もう少し上のグリッドを得ることもできただろう。それでも明日のレースに向けていいポジションにいるし、このクルマは週末をポイント獲得で終えるには十分だ。

■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
予選 7番手

2023年F1第5戦マイアミGP シャルル・ルクレール(フェラーリ)

 Q3最後のラップでプッシュしすぎた。何の言い訳もできない。明日は7番グリッドからのスタートになる。(雨が降るかもしれないので)天候によって、状況に変化が起こるかもしれない。

 クリーンなレースをして、上位へとポジションを上げていきたい。

(予選後の会見で語り)風が強く難しいコンディションだったのは誰もが同じであり、言い訳にはならない。2日間で、同じコーナーで2回ミスをした。こんなことは許されない。僕は常に自分にとても厳しいのだが、今日は本当に良くなかったと思う。

 ロックアップするまではとても良いラップだったけれど、ラップを走り切らなければ意味がない。僕はQ3のラップを走り切れなかったので、「そこまではうまくいっていた」と言っても仕方がない。

■ジョージ・ラッセル(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム)
予選 6番手

2023年F1第5戦マイアミGP ジョージ・ラッセル(メルセデス)

 今週末は、とにかくマシンが機能していない感じだ。バランスに苦労していて、少しバウンシングも出ている。皆が努力しているのに、パフォーマンスにつながらないのは残念だ。グリップが増し、路面が良くなっていくにつれて、僕たちは遅くなっているようなんだ。

 他のマシンのペースを見てもわかるように、これは明らかにサーキットとしては異例のことだ。でも結局は、もっといい仕事をする必要があることは間違いない。

 予選6番手という結果を誇りに思うつもりはない。僕たちはもっと上を目指しているし、それは可能なはずだ。

 FP1ではすべてがスムーズだっただけに、難しい状況ではある。週末が進むにつれて、マシンのフィーリングが悪くなっているんだ。このようなことが起こるのはまれではあるけれど、ここマイアミではうまくいっていない。

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