岡山県全域で大雨 交通機関に乱れ 美咲や吉備中央 5月観測史上最大

 岡山県内は7日、南から湿った空気が流れ込み、全域で大雨に見舞われた。美咲、吉備中央町など各地で24時間雨量が5月の観測史上最多を記録。JRの一部路線ではダイヤが乱れた。

 午後7時までの24時間雨量は高梁市陣山116.0ミリ、美咲町115.0ミリ、井原市102.5ミリ、吉備中央町101.0ミリ―など。

 JR西日本中国統括本部によると、伯備、姫新線などの一部区間で午後の運転を順次取りやめたほか、津山線牧山―玉柏間では午前中に倒木が確認され、撤去作業に追われた。

 県は午後8時半から高梁川水系の河本ダム(新見市)の放流量を増やした。下流では水位が上昇するとみて注意を呼びかけている。

 岡山地方気象台は「8日は明け方まで雨が降るが、午後からは高気圧に覆われて晴れる見込み」としている。

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