角田V3、日本女子3人目 世界柔道、高藤メダル逃す

女子48キロ級の表彰式で金メダルを手に笑顔の角田夏実=ドーハ(共同)

 【ドーハ共同】柔道の世界選手権は7日、ドーハで開幕して男女2階級が行われ、女子48キロ級は角田夏実(SBC湘南美容クリニック)が制し、日本女子3人目の3連覇を達成した。田村亮子、阿武教子に続く快挙で来年のパリ五輪代表に前進した。決勝は世界ランキング1位のシリヌ・ブクリ(フランス)に完勝。初戦から5試合全て一本勝ちだった。

 男子60キロ級は2021年東京五輪金メダルで昨年覇者の高藤直寿(パーク24)が5位。日本男子単独最多となる5度目の優勝はならなかった。準決勝でフランシスコ・ガルリゴス(スペイン)に延長戦で一本負け。3位決定戦では李ハリム(韓国)に指導3の反則負けでメダルも逃した。

 女子48キロ級で一昨年2位の古賀若菜(山梨学院大)は準々決勝でブクリに敗戦。敗者復活戦から進んだ3位決定戦を制した。

女子48キロ級決勝でフランスのシリヌ・ブクリ(下)を破り、3連覇を果たした角田夏実=ドーハ(共同)
男子60キロ級3位決定戦で反則負けし、引き揚げる高藤直寿=ドーハ(共同)

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