【香港】互換通の北向き、5月15日に運用開始へ[金融]

中国本土と香港間のデリバティブ(金融派生商品)市場の相互乗り入れ制度「互換通(スワップコネクト)」で、香港から本土へ乗り入れる「北向通」が5月15日に始まる。中国人民銀行(中央銀行)と香港証券先物委員会(SFC)、香港金融管理局(HKMA)が5日に共同発表した。

北向通では、香港や海外の投資家が、本土市場と香港市場の金融インフラの相互取引制度を通じて、本土の銀行間デリバティブ市場に参加できるようになる。

初期段階は金利スワップが対象で、取引や決済は人民元建てとなる。当初はネッティング後の正味取引額を1日当たり200億人民元(約3,900億円)、決済額を40億元までとする限度額を設ける。いずれの上限も市況に応じて適宜調整していく。

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