ホンダのインドネシア四輪製販法人ホンダ・プロスペクト・モーター(HPM)は5日、「ローコスト・グリーンカー(LCGC)」政策の適合車「ブリオ・サティヤ」とシティーカー「ブリオRS」の新型車を発表した。ブリオシリーズは若い世代や初めて車を購入する層をメインターゲットに据えた同社の主力モデル。今後、輸出先国を増やす計画も明らかにした。
フロントグリルやホイールを刷新するなど、よりスポーティーでスタイリッシュに仕上げた。現地調達率は96%。
浅岡亮取締役(商品企画・営業マーケティング担当)は、ブリオシリーズはインドネシアで最初に車を買う人向けに企画したモデルで、市場のニーズにマッチしたモデルだと説明。新型車でもそのコンセプトを維持し、ミレニアル世代(1981~90年代半ば生まれ)をメインターゲットに据えるとした。新型ブリオシリーズの月間販売台数は5,000台を目標に掲げる。
ブリオは2012年にインドネシアに投入を発表。これまでに50万台以上を販売した。
輸出台数は累計で2万5,000台以上。現在はフィリピンに輸出しているが、第2四半期(4~6月)にも輸出先国を増やす計画を明らかにした。
首都ジャカルタでの税金や車両登録証の取得手数料などを含めたオンザロード(OTR)価格は、ブリオ・サティヤが1億6,590万ルピア(約155万円)から、ブリオRSが2億3,390万ルピアから。