【盛岡・シアンモア記念】高松「ゴールした瞬間は驚きと嬉しさ」9歳馬ノーブルサターンが岩手重賞3勝目

7日、盛岡競馬場で行われた11R・シアンモア記念(M1・3歳上オープン・ダ1600m)は、高松亮騎乗の5番人気、ノーブルサターン(牡9・岩手・板垣吉則)が快勝した。2馬身差の2着にスズカゴウケツ(牡6・岩手・千葉幸喜)、3着にセイヴァリアント(牡7・岩手・佐々木由則)が入った。勝ちタイムは1:36.2(不良)。

1番人気で山本聡哉騎乗、ゴールデンヒーラー(牝5・岩手・佐藤祐司)は6着、2番人気で岡部誠騎乗、グローリーグローリ(牡8・岩手・菅原勲)は5着敗退。

1着 ノーブルサターン
高松亮騎手
「ゴールした瞬間は驚きと嬉しさと、やっぱり嬉しかったですね。驚きというのは、このメンバーでこの強い内容で完勝でしたから、馬に頭が下がる、それくらいの強さに驚きましたね。枠順や前に行く馬との関係でベストの位置をとれました。レース前に調教師からは“あまり急がせずにゆっくり行けよ”とも言われていましたので、馬のリズムを大事に乗っていました。手応えはずっと良かったですが、ゴールデンヒーラーも良い感じで行っていましたから、それをめがけながら。後ろの馬の気配も感じながら進んで、思い切って追い出して、馬を信じて最後まで追ってきました。前走(赤松杯)と今回と同じマイルでしたが、広いコースがもちろん良いでしょうし、前回からの上積みというか、厩舎のスタッフの皆さんが一生懸命仕上げてくれていましたから、それがこの結果につながったのだと思います。この馬とまた大きいレースを勝たせていただいて本当に感謝しています。自分も一緒に成長していければ…というかノーブルサターンに教えていって貰えればと思っています。これからも応援よろしくお願いします」

板垣師「みちのく大賞典を目標に進めたい」

シアンモア記念 口取り (C)岩手県競馬組合

板垣吉則調教師
「前走後は、一度使った分馬の息も入っていましたし、オーバーワークにならないように調整していました。前走では勝ち馬に何馬身か水をあけられた形で、そこは休み明けの部分とかいろいろ要因があったのだと思いますが、その部分を今回の条件、盛岡のような大きいコースで、左回りのワンターンの条件で、どれだけ詰められるか…とは考えていましたから、今回は本当に理想のレースをしてくれたのではないでしょうか。次戦はみちのく大賞典を目標に進めていきたいと思います」

ノーブルサターン 55戦8勝
(牡9・岩手・板垣吉則)
父:カジノドライヴ
母:クロスマイハート
母父:スペシャルウィーク
馬主:吉木伸彦
生産者:ハシモトフアーム

【全着順】
1着 ノーブルサターン
2着 スズカゴウケツ
3着 セイヴァリアント
4着 フレイムウィングス
5着 グローリーグローリ
6着 ゴールデンヒーラー
7着 ヴァケーション
8着 クロールキック
9着 ウインカムトゥルー

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