鎌田大地と長谷部誠が所属するフランクフルト。
昨季はUEFAヨーロッパリーグ優勝を果たし、今季はUEFAチャンピオンズリーグにも出場した。
ただ、今季のブンデスリーガでは9位と低迷しており、6日のホッフェンハイム戦にも3-1で敗れている。
そうしたなか、オリヴァー・グラスナー監督が会見で怒りを露わにした。指揮官は、チームのコミットメントが不足しているのではとの意見に真っ向から反論。
「頼む、何度も言ってきたはずだ。チームの努力不足だという批判はやめろ。
あることを教えよう。ベテランの長谷部は39歳だ。
彼は今週3度も90分プレーした。シーズン終盤でチームの今季43試合目でだ。
彼はあまりの疲労に血尿が出ることもある。
彼が何をしているか。またプレーしたんだ。努力不足だと…そんなゴミクズはやめるんだ!」
スポーツ血尿とは
39歳になった長谷部は今季24試合に出場。4月29日のアウクスブルク戦、5月4日のシュトゥットガルト戦、そして、6日のホッフェンハイム戦にフル出場した。
SNS上では、長谷部を起用し続けるグラスナー監督の無責任さを議論する声もあるという。
『Bild』では、スポーツ活動における血尿は通常深刻なものではなく、自然に治るものだとしている。
コンタクトスポーツであるサッカーでは練習や試合で起きることがあり、過度な運動が「スポーツ血尿」の原因になることもあるとのこと。ただ、腎臓や膀胱の感染症や腎臓結石などの疾患で血尿が起きることもある。
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そのうえで、長谷部の場合は、体を酷使しすぎている兆候かもしれないと指摘。フランクフルトはこの件についての詳しい言及はまだしていない。