箱根町の総雨量は367ミリに 横浜地方気象台、8日夕まで土砂災害の警戒呼びかけ

横浜地方気象台(資料写真)

 前線と低気圧などに伴う大雨で、箱根町では降り始め(6日午後6時)からの総雨量が8日午前10時現在で367.0ミリに達した。雨のピークは過ぎたが、神奈川県内では7日から断続的に激しい雨が降り、地盤が緩んでいるため、横浜地方気象台は東部では8日夕まで土砂災害に警戒するよう呼びかけている。

 降り続く雨で土砂崩れなどの危険性が高まったとして、県と気象台は同日朝、横須賀、鎌倉、逗子の3市に土砂災害警戒情報を発表した。既に解除したが、5段階の警戒レベルで上から2番目に危険な状況のレベル4に相当する情報で、崖などがある土砂災害警戒区域内の住民らに対し、少しでも安全な場所への速やかな避難を促した。

 また、横浜市や葉山町などには大雨警報を出し、低い土地の浸水や河川の増水などへの警戒も求めた。

 県内各地の総雨量(8日午前10時現在)は、山北町で193.0ミリ、横浜市中区が129.0ミリ、小田原市では110.5ミリなどとなった。

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