西日本、東日本で激しい雨 土砂災害や浸水に注意

流れ込んだ土砂に埋まった車=8日午前10時16分、兵庫県伊丹市(共同通信社ヘリから)

 前線や低気圧の影響で西日本と東日本では8日、激しい雨が降った。午前中までに雨のピークは過ぎたが、気象庁は、土砂災害や低い土地の浸水に警戒するよう呼びかけた。

 兵庫県伊丹市では8日未明、大雨の影響で市内の天神川が氾濫。市によると、付近の道路が冠水し、車が水没したり土砂で埋まったりした。人的被害は確認されていない。兵庫県西宮市では、8日午前0時38分までの1時間降水量が5月の観測史上最多の46.5ミリを記録した。

 午前までの24時間降水量は高知県馬路村、長野県王滝村、神奈川県箱根町で300ミリを超えた。

 前線や低気圧に暖かく湿った空気が流入し、局地的に大気の状態が不安定となった。

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