芙蓉校で佐賀新聞「14歳の君へ」講話 「失敗から学ぶ」山中伸弥さんに刺激

記事を活用した黒木惠二校長の話に耳を傾ける子どもたち=佐賀市の小中一貫校芙蓉校

 小中一貫校芙蓉校(佐賀市)の全校集会で2日、佐賀新聞を活用した講話が行われた。さまざまな分野で活躍する人が中学生に向けて「授業」を行う企画「14歳の君へ」を黒木惠二校長が読み上げ、小学部と中学部の全校児童・生徒約120人が真剣な表情で耳を傾けた。

 記事は2018年5月29日に掲載され、医学研究者でノーベル賞受賞者の山中伸弥さんが理科の先生を務めた。自身の挑戦や失敗を振り返り、「失敗から学び、経験をいっぱいして目標を探しましょう」と子どもたちにエールを送っている。

 講話を聞いた生徒会副会長の井上智貴さん(9年)は「家で実験して机を火の海にしてしまったという話が印象に残った。思い切ってやらないと失敗も生まれない」と刺激を受けた様子だった。生徒会長の糸山咲妃さん(9年)は「生徒会長として、学校のために失敗を恐れないで初めての事にも積極的に取り組んでいきたい」と話した。(德川詩織)

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