【深ヨミ】AKB48『どうしても君が好きだ』4作ぶり47万枚超えでCDセールス首位獲得 地域別販売動向を過去作と比較<5/8修正>

2023年5月3日公開(集計期間:2023年4月24日~4月30日)のBillboard JAPAN週間シングル・セールス・チャート“Top Singles Sales”で、AKB48『どうしても君が好きだ』が473,635枚を売り上げて首位を獲得した。

『どうしても君が好きだ』は、AKB48にとって61枚目となるシングル。表題曲は、2022年5月リリースの59thシングル『元カレです』以来、2作ぶりに本田仁美がセンターを担当した。今作は初週で473,635枚を売り上げ、2020年3月リリースの57thシングル『失恋、ありがとう』以来、4作ぶりに47万枚を突破。表題曲に姉妹グループのメンバーが参加しなくなった58thシングル以降では、自己最高のスタートダッシュとなった。

本記事では『どうしても君が好きだ』の販売動向を調査する。図1(http://www.billboard-japan.com/d_news/image/124826/2)は、『どうしても君が好きだ』と、2022年10月にリリースされた60thシングル『久しぶりのリップグロス』、59thシングル『元カレです』の実店舗での発売初週の地域別販売比率のグラフとなる。また一般的なシングルと比較するため、2023年に販売されたシングルの地域別販売比率を全シングルとしてグラフに追加している。

グラフを見てみると『どうしても君が好きだ』は、前作『久しぶりのリップグロス』とほぼ同じような販売比率となっている。関東が7割近くを占めている状態はそのままに、前作で占有率が3位だった近畿が中部に逆転する結果となった。前々作『元カレです』では、占有率2位が近畿、3位が中部と、トップ3は今作と同じ並びだったため、前作が特別に中部地方が強かったのかもしれない。

また県別販売比率を前作と比較すると、1位の東京が5割弱を占めているのは変わらないものの、2位の神奈川が前作比+5.4%となる12.6%を記録した。上昇の要因としては、リリース当日に神奈川のCDショップ2店舗にてお渡し会が開催されたことや、4月29日と30日にぴあアリーナMMにてコンサートが開催された影響が考えられる。なお『元カレです』では、センターの本田仁美の出身地である栃木の割合が前作比+0.1%となっていたが、『どうしても君が好きだ』の栃木の割合は前作比-0.4%だった。

※記事初出時、本文に誤りがございました。お詫びして訂正いたします。

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