茨城ロボッツ最終戦 大阪、水戸でファン声援 「活力もらった」

今季最終戦で声援を送るB1茨城ロボッツのファンら=大阪市此花区

バスケットボール男子Bリーグ1部(B1)茨城ロボッツの今季最終戦が行われた7日、会場の大阪市此花区のおおきにアリーナ舞洲には、遠方にもかかわらず大勢のロボッツファンが駆け付け、大声援で選手を後押しした。東地区6位で今季を終え、目標としていたチャンピオンシップ進出はかなわなかったが、最後まで上を目指す姿勢にファンたちは「応援する自分たちが活力をもらった」と健闘をたたえた。

B1参入2年目となった今季は23勝を挙げ、昨季から大きく勝ち星を伸ばした。茨城県牛久市、会社員、小林可奈さん(37)は「見ていてわくわくが止まらなかった」と声を弾ませ、「チームの絆がより深まったと思う」と実感を込めた。最終戦は敗れたが、同県土浦市、会社員、梶間真矢さん(41)は来季への期待を込め、「日本一という最終目標に向け、夢を見させてほしい」とエールを送った。

チームが拠点とする水戸市内でも熱い応援の姿があった。同市南町のM-SPOユードムアリーナでパブリックビューイング(PV)が開かれ、約250人のファンが集結。スクリーンに映し出される選手の奮闘ぶりを見守った。試合が始まると、「ゴーゴー、ロボッツ」などと攻守のシーンに合わせてメガホンを打ち鳴らしながら大声援を送った。

水戸市の荻谷美佳さん(37)と林治香さん(39)はそれぞれ子どもを連れて来場。荻谷さんは「最後までどうなるか分からなかった。勝てるチームに成長してくれれば」と期待し、林さんは「3ポイントを決めてファンを楽しませてくれた」と満足そうに話した。茨城県ひたちなか市から訪れた60代の夫婦は「勝ち星を増やして東地区ベスト3に入ってほしい」とさらなる奮起を望んだ。

© 株式会社茨城新聞社