あの小さなクラブが生んだ『世界最高スター選手5名』。デ・ヨング、ファン・ダイク…

世界にはいくつかのビッグクラブがあるが、そこに所属している選手ももともとは小さなクラブでプレーしていたことが多い。

今回はそんな世界スーパースターを何人も生み出してきたオランダの「ヴィレムII」を特集。

オランダ国内でも時に2部へ降格してしまうようなエレベータークラブであるが、育成の能力には定評あり。今回はそのヴィレムIIから飛び立ったスターを5人セレクトした。

フィルヒル・ファン・ダイク

ヴィレムII所属:2009-10

ファン・ダイクのプロキャリアはオランダリーグのフローニンゲンであり、そこからセルティック、サウサンプトンを経てリヴァプールへ。そこからはまさに世界をリードするセンターバックとなった。

彼がヴィレムに所属していたのはフローニンゲンの前。アカデミーで右サイドバックとしてプレーしていたが、トップチームでプレーすることはなく、18歳でフローニンゲンへと移籍していった。

フレンキー・デ・ヨング

ヴィレムII所属:2014-15

アヤックスでの活躍により、ヨーロッパのサッカー界で最も輝かしい才能を持つ選手の一人として評価されたデ・ヨング。現在はバルセロナの中盤の一角としてプレーしている。

彼が幼少期から所属していたのがヴィレムIIであり、2014-15シーズンにプロデビューを果たしたあと、契約延長を拒否して退団。わずか1ユーロの移籍金でアヤックスへと加入している。

ムサ・デンベレ

ヴィレムII所属:2005-06

ベルギー代表とトッテナム・ホットスパーの中盤を長く支えたムサ・デンベレ。キャリアの最後は中国超級リーグで過ごし、アジアでも力を見せた。

彼は2005年にベールスホットからヴィレムIIに加入し、アタッカーとして2005-06シーズンに9ゴールを決めた。その活躍からAZへと引き抜かれ、その後フラムを経てトッテナムへ行き着いた。プレミアでは守備的MFとして才能を開花させている。

サミ・ヒーピア

ヴィレムII所属:1995~1999

フィンランドの伝説的センターバックであるサミ・ヒーピア。彼のキャリアにおける最高の時間は紛れもなくリヴァプールでのものであり、466試合に出場しチャンピオンズリーグ優勝も経験した。

多くのファンはすでに彼がどこから来たのか忘れているが、実はヴィレムIIからリヴァプールにやってきた選手だった。しかもそこで100試合以上でプレーしていたが、クラブの立場からまだ比較的無名な存在だった。

ヤープ・スタム

ヴィレムII所属:1995-1996

そしてサミ・ヒーピアと同じように、プレミアリーグで活躍したヤープ・スタムもヴィレムIIを経た経験を持っている選手だ。マンチェスター・ユナイテッドではアレックス・ファーガソン監督の下で優勝を経験するなど、一時は世界有数のディフェンダーとして名を馳せた。

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彼はヴィレムIIとPSVアイントホーフェンでのプレーによって評価を高め、その後マンチェスター・ユナイテッド、ラツィオ、ミランで大活躍。センターバックとしてのみならず、右サイドバックでも世界最高クラスであった。

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