東証、5営業日ぶり反落 208円安、円高を嫌気

東京証券取引所

 連休明け8日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)が5営業日ぶりに反落した。終値は連休前2日終値比208円07銭安の2万8949円88銭だった。外国為替市場で円高ドル安が進んだのを嫌気し、輸出関連株を中心に売られた。

 東証株価指数(TOPIX)は4.32ポイント安の2071.21。取引開始後に終値ベースの年初来高値を上回る場面があったが、その後は下げた。

 日本の大型連休中に米国の金融不安が再び強まり、8日の東京外国為替市場では円相場が1ドル=134円台まで上昇した。株式市場では輸出企業の収益が悪化するとの見方から、半導体や自動車関連株などを中心に売りが出た。

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