堂本光一、「The Covers」のナレーション2年目に「『歌』に、少しでも寄り添うような形でできたら」

番組スタートから10周年に突入したNHK BSプレミアムの音楽番組「The Covers」(日曜午後10:50)。リリー・フランキーと新MCに上白石萌歌を迎える5月からの放送では、毎週「10周年スペシャル企画」として、豪華ラインアップが展開される。そして、番組ナレーターとして2年目を迎えるKinKi Kids・堂本光一が、新年度初回のナレーション収録を終えて、心境を語った。

堂本は、これまでのナレーションの時間を振り返り、「ナレーションを務めさせていただいた当初から感じていたことなのですが、映像を見ながら声を当てる時に、あまりにも皆さんの歌が素晴らしくて、途中でナレーションをかぶせるのをやめようかな、と思ってしまう時さえあります。そんな皆さんの『歌』に、少しでも寄り添うような形でできたらいいなと思いながら、ナレーションをさせていただいております。イントネーションとカタカナにはまだまだ弱いのですが(笑)、本当にすてきな番組なので、映像を拝見しながら声を当てる仕事ができるというのは、とてもすてきな時間だな、と毎回感じております」と充実した時間となっていることを伝え、「2年目も、皆さんのすてきなパフォーマンスとこの番組の世界に、できるだけ寄り添っていければと思っております」と意欲を見せる。

番組の魅了に関しては、「音楽にも、原曲を歌われている歌手の方にも、アーティストの皆さんが大きなリスペクトを持ってカバーされている、という印象をとても受けるんですよね。そこが本当にすてきなところだなというのと、リリーさんの、なんて言うんですかね、『フェードを上げないと聞こえへんやろ』っていうくらいの小さい声とか(笑)、あの落ち着きぶりは、本当にほかの番組にはない魅力というか。僕の場合そういう時、すごくソワソワしちゃうんですよ(笑)。なんかオモロいこと言わなあかんかな、とか。だけどそれを求めていらっしゃらないんですよね。そんな感じが、落ち着いてしゃべることもできて、ほかの音楽番組にはないものが、この番組には詰まっているなと感じております」と、独自の見どころが詰まっていることをアピール。

また、新MCを務める上白石については、「お姉さんの萌音ちゃんと一緒に舞台をやらせていただいたこともあって、そのつながりで萌歌ちゃんにもお会いしたことがあるんです」と交流があることを明かし、「この2人の優秀さっていったら本当に怖いくらい(笑)、素晴らしいお二人なんですよね。萌歌ちゃんも本当にしっかりしていらっしゃるし、この透明感というか、リリーさんとの掛け合いもね、ごく自然に初回からなじんでらっしゃるように感じたので、やはりすごい人だなと。この姉妹、恐ろしいですよ(笑)。萌歌ちゃん自身も落ち着いた部分がある方だなという印象もあるので、リリーさんとの関係性も合うんじゃないかな、この番組にとても合っているんじゃないかなというふうに、初回から感じました」と上白石姉妹の豊かな才能に触れつつ、適任だと思ったことを明かしている。

なお、5月7日・14日の2週にわたり「10周年キックオフ!名曲パーティーナイト!」と題しておくる。「The Covers」の10年間に縁の深い豪華アーティストを迎え、今、世界的に注目を集める「1970年代&80年代の名曲」を特集する。

そして、5月18日は、NHK総合で「The Covers 10周年スペシャルLIVE」を届ける。ゲストに、2013年の初回ゲストであり、今年デビュー30周年の斉藤和義を迎え、観客と共に「名曲LIVE」をおくる。斉藤の生ライブはもちろん、番組10年を彩る、松任谷由実や中島みゆき、井上陽水など「レジェンド・シンガーソングライターの名曲カバー集」もたっぷりと紹介する。

さらに、5月21日放送の「The Covers 」は、上白石萌歌も大好きだというスターダスト☆レビューが登場。上白石とスタレビの意外な関係性や、アカペラ&バンドパフォーマンス、爆笑トークと盛りだくさんの内容。28日は、デビュー20周年の平原綾香がゲスト。中島みゆき、B’z、KinKi Kids・堂本剛のソロプロジェクト・ENDRECHERIの名曲を、圧巻のパフォーマンスで聴かせる。

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