筒井道隆が「風間公親-教場0-」で木村拓哉と共演。城桧吏は月9初出演

筒井道隆と城桧吏が、フジテレビ開局65周年特別企画「風間公親-教場0-」(月曜午後9:00)の5月15日放送・第6話にゲスト出演することが分かった。主演の木村拓哉と筒井がフジテレビドラマで共演するのは、平成初期を代表する1993年の「あすなろ白書」以来、実に30年ぶりとなる。

木村主演で2020年と21年に新春スペシャルドラマとしてオンエアされた「教場」。警察学校の“教場”ではなく、キャリアの浅い若手刑事が突然、風間とバディを組まされ、実際の殺人事件の捜査を通して刑事としてのスキルを学ばせる育成システム“風間道場”という新たな舞台での、風間の姿を映し出す。風間が教官として警察学校に赴任する以前、新人刑事の教育に“刑事指導官”として当たっていた時代を描いている。

筒井が演じるのは、画家の向坂善紀。城は向坂が営む「アートギャラリー・コーサカ」に通う高校生の苅部匠吾に扮(ふん)する。

高校で美術部に入っている匠吾は、向坂のアトリエを訪れる。匠吾は向坂の実の息子だが、現在は離婚しているため、新しい父親のもとで暮らしていた。匠吾は、現在の父親に絵を描くことを禁じられているため、向坂のアトリエをたびたび訪れては、昔一緒に描いた絵の話に花を咲かせるのだった。向坂は匠吾に絵の才能があると思っており、匠吾自身も美術の道に進みたいが、現在の父親であり歯科医師・苅部達郎(浜田信也)は、匠吾を医学の道に進めさせようとしていた。匠吾の悩みを聞いた向坂は、達郎をアトリエに呼び出し、匠吾が抱えている悩みについて伝える。しかし、2人の話は口論へと発展してしまう。

番組を手掛ける渡辺恒也プロデューサーは「第6話は、ままならない人生の中でも、わずかな希望を見いだそうともがく人々の姿が印象的なエピソードです。向坂は、愛する息子の将来を思う気持ちと、苦しい状況の中で身を引こうと葛藤する気持ちとの間で揺れ動く、とても繊細な心情表現が求められる役でしたが、筒井道隆さんによって見事にリアリティーのある人物として存在させてもらえたと思います。また、匠吾役を演じた城桧吏さんも、素朴な雰囲気の中に知性を感じさせる高校生・匠吾役を、等身大で演じ切っていただきました」と明かしている。

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